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車輛解説

仙台市電を走った形式の簡単な紹介とスナップ写真の紹介です。下よりお選び下さい。
なお、写真は順次追加して参ります。
単車形式
[モハ1型]
[モハ30型]
[モハ45型]
[モハ70型]

他事業者より転入した単車形式
[モハ60型](東京都交通局・江ノ島電鉄・名古屋鉄道より)

ボギー形式
[モハ100型]
[モハ200型]
[モハ300型]
[モハ400型]

他事業者より転入したボギー形式
[モハ130型](茨城交通より)
[モハ180型](琴平参宮電鉄より)
[モハ2000型](呉市交通局より)
[モハ3000型](呉市交通局より)

事業用形式
[モミ1型](散水車)

写真提供 : MR520改氏

これらの車輛のうち、モハ1型1号のような、保存を前提とした整備を受けた車輛のほかにも、5両の車輛が廃止後も保存されていました。
このうち、呉市交通局より転入した車輛の投入により代替廃車となったモハ1型1両は、1968年(昭和43年)に鉄道友の会東北支部に寄贈され、残る4両(モハ123、208、410、415号)についても将来的な正式な保存を前提としたのか、交通局自動車部の南仙台営業所構内に保管されていました。
それら南仙台営業所に保管されていた4両は1987年4月になりやっと動かされ、外装・内装共々復元の上、同年仙台市で催された“未来の東北博覧会”の展示物として、実に約10年ぶりに仙台市民の目の前に蘇ることとなりました。
しかし、現在仙台市電保存館にて保存されておるのは、これらの車輛のうちモハ123と415の2両のみで、残る2両は解体されてしまっています。推測する限りでは、カバーで覆われての保存とはいえど、雨水等による腐食が原因で、安全を確保した上での完全な修復が不可能だったのではないかと思われます。廃止後も残っていた唯一のモハ200型であるモハ208を復元できなかった事は非常に惜しまれますが、これを反省として交通局が今後の文化財保存に対する考え方を改めた事だけは確かでしょう。
南仙台営業所保存車に関する情報 : K.T.氏

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