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モハ30型 紹介

モハ30型は1934年(昭和9年)から翌1935年(昭和10年)の僅か2年間に12両製造された、旺盛な路線延伸に伴い不足する車輛を補う目的で登場した形式で、仙台市電廃止直前の1968年(昭和43年)まで活躍していた、いわば仙台市電の生き証人的存在の形式でした。30という形式が与えてられながらも10両を超えた数が製造されたため、モハ40、41、42といった十位が繰り上がった車号の車輛もあり、その為次に新造された形式はモハ45型となりました。
戦時中には、ラセン連結器を取り付けて秋保電鉄の貨車を牽引し、仙台市内で用いる防空資材を輸送した実績を持つ形式でもあるとのことです。戦時中の仙台を支えた形式としても重要な位置付けにあった形式ということにもなるようです。(情報提供 : 鈴木 慶一氏)

車輛 : モハ30型41号
撮影地点 : 長町車庫にて
写真提供 : www.FreightCar.jp(旧型貨車保存図鑑)
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