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モハ400型 紹介

モハ400型は仙台市電最後の新造形式で、1959年(昭和34年)から1963年(昭和38年)の4年にかけて製造された形式です。このうち、モハ415は今もなお仙台市電保存館に静態保存されています。
全長は意外にもモハ200型より200mm短い11,700mmですが、定員はモハ100型モハ200型と同じく88名(ただし408号以降は84名)と設定されていました。仙台市電らしからぬさっぱりとした表情に大きな方向幕窓は、数多い仙台市電の形式の中でも一際目立つものだったことでしょう。
同一形式にして駆動方式が異なる点はこの形式の大きな特徴の一つで、基本的には吊掛駆動でしたが、405号〜410号の6両は直角カルダン駆動を採用していました。

車輛 : モハ400型405号
撮影地点 : 原町駅前にて
写真提供 : www.FreightCar.jp(旧型貨車保存図鑑)
※ この写真の大きい画像が公開されています。

車輛 : モハ400型403号
撮影地点 : 八幡一丁目〜厚生病院前にて
写真提供 : MR520改氏
車輛 : モハ400型415号
撮影地点 : 交通局車庫にて
写真提供 : MR520改氏
左の写真は地域住民の方ならばすぐに何処だか分かるのでは? この特徴的な国道48号線のカーブから見える町並みは、今も昔も変わりません。

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