Top > 杜の都の名鉄バスOBに魅せられて

宮城交通といえば、車輛の個性が会社の個性となっている事業者です。
1970年の合併・設立時にも多種多様なカラーリングの車輛、形態の車輛が入り乱れ、それ以降もその度合いの変化はあったものの、バス車輛ファンのハートを鷲掴みにした、いわば「趣味的に楽しい事業者」として多くのファンから愛された存在となっています。全国から多くのバスファンが足を運び、そのユニークな車輛たちに惚れこんで再訪を決意してくださることは、宮城のバスファンとしても嬉しいことですし誇らしいことです。
ところが、そんな宮城交通に2005年、突如として導入されたのが名鉄バスの中古車輛。入った当初は「名鉄グループの一員だから、穴埋め程度に導入するんじゃないの?」という憶測が同業者の間で飛び交った記憶がありますが、次第に最大勢力だった西武バスの中古車を駆逐し、今や宮城交通仙台圏を走るバスの実に3割は名鉄バスの中古車という状況です。
しかも、一見すると画一的に仕様が揃えられているように見える同社の中古車ですが、実際はそうでもないようです。こういう隠れた仕様の差異は、私が最も好きな要素です。
そこで、そんな同社からの中古車に、ここは目を向けてみようということで、こんな大袈裟なタイトルのコンテンツを企てた次第です。見た目が同じ車たちそれぞれに、少しでも愛着を抱くお手伝いができれば幸いです。
※ 本文中の画像は、原則クリックすると拡大画像を表示できます。
おしながき
1. 名鉄バス概要
名古屋鉄道系列の事業者である名鉄バスについてご紹介します。

2. 宮城交通の一員になるまで
宮城入りした車輛が宮城交通の一員になるまでをご紹介します。

3. 中古車を分類してみる
路線車? 観光車? 長尺? 標準尺? 車輛を仕様で分類してみます。

4. 個性派な車輛たち
宮城交通は個性派揃い。その中に早速溶け込んだ、個性豊かな車をご紹介します。

5. 中古車の配属状況
愛知から名鉄バスのOBを訪ねて宮城に来るお客様のために、配属状況をお知らせします。

※ これから公開する予定の記事についても章立てだけは公表しておきます。
6. 名鉄バス中古車のこれから
7. まとめ
名鉄バスからの中古車だけでは終わりません。名古屋鉄道系列の他事業者からも転入がありました。


写真 : ここは一体どこの街か。広瀬通から東二番丁に右折する名鉄中古車群。


[ Top Page ]