Top > 大睦踏切 最後の夏 > その5

7. 珍客万来
ここで粘っていると、思わぬ収穫にたまたま当たることがしばしばありました。そこで、その中から数枚選び、“珍客”を紹介したいと思います。

キハ110-241

仙台口では定期運用のないキハ110。ましてや、仙台以南ともなると、臨時列車でも運転される実績は殆どないのではないかと思われる小牛田のキハ110ですが、郡山工場との入出場回送だけは例外です。
アウトカーブの場所での撮影ですから、短めの編成に越したことはないのですが、これは短すぎました。

ED75-757率いるレール工臨

こんな時間にナナゴの列車はないはずだ、しかし遠くに見える赤い屋根と丸いライトはどう見てもED75だ、と焦ってカメラを準備しましたところ、現れたのはJR東日本が保有するED75-757が率いるレール工臨列車でした。
この列車、なかなかの長編成でして、ストレートの区間で撮れたらかなりの収穫だっただろうなと、ちょっと地団駄を踏んでしまいました。

E721系と701系の併結試運転

通い詰めるとこんな列車の運行スケジュールも大方見えてきます。しかし、生憎併結試運転では上野方に701系が連結されてしまうため、そうなったらここで狙うべきは完全な逆光であったとしても下り列車。
改めて思えば、後追いでも十分だということで、後日後追いでも撮影しました。

455系 S-1編成

ひっそりと残る原色大目玉の455系、S-1編成。訓練車として、今もなお仙台車輛センターのアイドル的存在ですが、この日は原ノ町への“出張”から戻るワンシーンを押さえました。
大宮にて展示される候補となっている車輛だけに、旧線区間ではなく、新線区間を走る姿が貴重な一枚になることでしょう。

455系9連の列車

朝と夜に運転される常磐線の455系9連組成の列車たち。この地で撮るには後追いしか、ということで、蛇の玩具の如く連なった9連を撮ってみました。
カラーリングが交直流急行色であれば、かなり貫禄のある風景になったのかもしれません。

485系“仙台あいづ”

平日だけの運転だから閑古鳥が鳴く始末なんだと、散々の言われようの“仙台あいづ”ですが、勿論この地を走った列車の一つです。
これを撮ったところ、踏切待ちをしていた地元の方に「随分派手な回送電車だねぇ」と言われてしまい、あれでも客を乗せた新しい特急列車なんですよ、と返事をしたのは、言うまでもないことですね。


[ Back | Menu | Next ]