Top > 大睦踏切 最後の夏 > その4 |
6. 大睦踏切を通った列車たち
この区間は、当然のことではありますが東北本線と常磐線の列車が交互に走り、なおかつ東北本線の仙台駅と宮城野駅が分岐する手前の地点ということもあり、仙台圏では屈指の列車密度の区間にあります。 そのため、色々な形式が次々と現れ、市街地から程近いこともあり、気軽に全ての形式が撮れてしまう面白い場所でした。 主に撮っていた上り列車の写真で、いつでも見れる車輛の走り行く姿を紹介していこうと思います。 |
417系(K-1編成) 417系のトップナンバー編成です。2006年3月改正により、440M列車が719系から417系に改まり、思わぬ形でこの場所で撮れる形式になってしまいました。わずか5編成の在籍ですが、それだけにこの列車を狙えば簡単に全編成の写真がコンプリートできるだろうと思いきや、結果として全編成の写真を揃えるのはかなり難しいこととなったのでした。
走り行く音風景をお聴き頂けます。 |
455系(S-37編成) 244M列車に充当された、ヘッドライトが小目玉化されたのみに留まったS-37編成です。このS-37編成は何故だかよくこの場所で出会う編成で、ちょっとした思い入れがある編成になってしまいました。 |
455系(S-4編成) こちらもまた、上と同じ244M列車に充当された、改修工事の施されたS-4編成。個人的には小目玉編成の方が好きでしたので、数の少ない455系運用の中の一本であるこの244Mにこの手の編成が入ると、途端にシャッターボタンを押す指の力が抜けてしまいそうになったものです。 |
457系(S-73編成) 素人目どころか、マニアの目でも455系と判別が難しい457系。ばっちり大睦踏切という舞台に現る役者の一人でした。これもまた244M列車です。 |
701-1000系(F2-26編成) 582M列車に充当されたF2-26編成です。東北地方の鉄道ファンが揃いも揃って敬遠する701系ですが、改めて定点撮影を試みてみますと、意外にもデータイムは多すぎるという印象を受けるほどの便数ではなかったように思われます。とはいえ、この形式が715系を追い遣ったのかと思うと、やはり思いは特別なものです。 |
701系(F2-510編成) またまた701系ですが、こちらは1500番台で、438M列車に充当されたF2-510編成です。仙台以北での運用が多いのか、あまりこの場所で1500番台は撮れませんでした。 |
701-100系(F2-103編成) 701系の写真もここまでにしましょう。秋田からの転入車である100番台は全て常磐線を中心とした運用に充てられており、このF2-103編成が充てられた228M列車はいわきまでのロングラン列車です。 |
717系(T-5編成) 242Mに充当されたT-5編成です。足回りは453系などの旧形式、車体のみ新造した常磐線専用形式の717系。データイムの常磐線の列車は、この717系の運用率が高かったように思えます。この形式も密かに去就の注目される形式の一つとなるとは、ちょっと前までは信じられないことでした。
走り行く音風景をお聴き頂けます。 |
719系(H-5編成) “快速仙台シティラビット”のヘッドマークも誇らしげに、3584M列車に充当されたH-5編成です。仙山線に馴染み深い私としては、見飽きるほど見た形式ですが、いざ東北本線で粘ってみると思いのままに撮れない形式であることを気付かされ、驚いてしまいました。
走り行く音風景をお聴き頂けます。 |
ED75 その1 ED75-1010が率いる、常磐線直通の貨物列車、92列車です。カラーバリエーションの豊富なED75ですが、原色機は既に掲載済みですので、この見慣れたカラーリングの更新機から紹介します。
走り行く音風景をお聴き頂けます。 |
ED75 その2 上の写真と同じく92列車に充当されたときのED75-1008。このカラーリングは非常に紛らわしく、遠目で見ると原色ガマですが、いざ近づいてくると何だかその違う色合いが気になり、結局のところこの塗装で、期待を裏切られた残念な心地になる、ということがしばしばでした。とはいえ、そもそもED75自体が贅沢を言っていられるほどの両数は残っていないのですけどね。 |
EH500 最後の1枚は、EH500-37が率いる3050列車です。貨物線沿線にお住まいの方より、ED75はEH500よりも静かでいいカマだ、という話を聞いておりましたが、確かに通い詰めるようになると、このEH500が来るときばかりは耳を案じながら撮影に臨むようになってしまいました。
走り行く音風景をお聴き頂けます。 |