Top > 大睦踏切 最後の夏 > その2

3. 大睦踏切との出会い
ED75よりも長町界隈の地上線、そのように思うに至ったのではありますが、もう一つ頭の中を過ぎったのがE721系の新造計画。
時期的には長町駅の高架化とどちらが先であるか、この段階では何とも判断できなかったのですが、どうせならば営業運転導入後は走らない地上線を走る姿を納めたいもの。
そのE721系が導入されてから撮る場所を探すのも、それはそれで大変な可能性がある、ならば問題は先に片付けようと、一まとめに解決できる場所を探すことにしました。
このようないわば一石三鳥を狙い、旧線区間で、撮り易い場所を探し求めることになったのですが、何分物臭という性分の所為なのかもしれませんが、跨線橋から見てみますと、踏切が。踏切ほど撮影するのに苦労しない場所はありません。
前置が長くなりましたが、私はこのような過程を経て、初めて大睦踏切に足を踏み入れたのでした。

[写真 : 大睦踏切から仙台方を眺める]

4. 早くも目標達成
着いたかと思いきや、早速踏切の警報音が。
後になって知ったことなのですが、東北本線の長町〜岩沼間の13時〜15時頃は、順光である上に列車密度も高い時間帯。ED75が率いる貨物列車も少なく見積もっても2本ほどあり、目的を達成させるには最適の時間帯であり場所だったのです。
初めてここで撮った列車は、このEH500-8が率いる3058列車。アウトカーブから撮ることは抵抗を感じますが、カーブのカントが丁度よく、機関車の強調された絵となり、思いの他よい場所かもしれぬという感触を得ました。

[写真 : 背景には太子堂駅の工事現場のクレーンが]

719系が充てられた定期列車、584Mが走り去って10分後、再び警報機の音が。
現れたのはお目当てのED75が2両連ねて総括運転で充てられる3052列車。しかも、初日から運気が良かったのか、原色2両が本日の牽引機のようです。

[写真 : ED75-123率いる3052列車]


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