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沿線風景いま・むかし

仙台市電の走った風景は、30余年の歳月が流れ大きく変わりました。そこで、同じ場所の今と昔を写真を比較し、仙台の街並みの変化を考えてみたいと思います。

その1 大学病院前交差点

現在も市電の系統の名残として残る南町通経由仙台駅行きや、八幡町と原町を結ぶという点においてはやはり市電の名残がある蒲生行きが右折してくる交差点ですが、写真左手の商店と奥に見える東北大学医学部の建物以外は総入れ替えという印象が拭えない写真比較となりました。
この写真を撮った向きの反対側には、この当時から残っていた商店3軒が軒を連ねていましたが、惜しくも2008年5月末日より解体工事に着手した模様で、また一つ市電と共にそのときそこにあった建物が姿を消すこととなりました。
(左写真画像提供 : MR520改氏)

その2 厚生病院前〜八幡一丁目のカーブ

八幡町線の中から辛うじて面影が残る風景を選ばせていただきました。比較的最近まで左写真にある建物の多くが残っていましたが、近年の改築ラッシュで今やカーブの曲線ぐらいしか場所を特定できるだけの建物がありません。ただ、写真左手に写った風呂設備屋さんの看板が、同じ地で今もなお商いを営んでいることを物語っています。
ここの交差点でバス路線が合流するのも、あと何年見られる光景となるのでしょうか。
(左写真画像提供 : MR520改氏)

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