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営業初日も間近に迫った日の昼下がり(二岩営業所にて) |
2004年(H16年)5月10日、仙台市に新たな路線事業者がバスの路線運行を開始しました。 その会社は、愛子観光バス。社名の示すように、元々は観光輸送一本で経営を行っていた事業者です。 仙台市交通局が運行している錦ヶ丘地区の路線バスの補完を目的に開業しました。 仙台市内の路線事業者としては1970年(S45年)の宮城交通の営業参入以来*1、34年ぶりの新たな事業者となりました。
ところで、同社は運行開始に先立って、運用に用いる車輛を全て仙台市交通局自動車部の廃車公売より購入して準備しました。このような事情があれば、尚更弊サイトで取り上げないわけにはいきません。 |
(2) 車輛の仕様等
さて、気になる改装内容ですが、仙台市交通局からの転入車については、外観塗装は当然、車内ではシートモケットの交換、運転機器の修繕、テールランプ・ウィンカーランプのレンズ交換が行われています。ワンマン機器は整理券発券機・運賃箱が小田原機器製です。異色を放つのは車内放送機器で、放送は肉声放送のみ、自動放送ではありませんので、アンプのみの搭載となっています。
車内のシートについては、赤いモケットの座席が全て優先席となっています。しかし、目に留まるのは赤いシートばかり。つまり、殆どのシートが優先席という事なのです。ある意味、横浜市営地下鉄と同じような制度をバスに持ち込んだ例と言え、これは評価すべき制度と言えそうです。
[左写真 : 車外写真(FL側)]
[左写真 : 車外写真(RR側)]
[左写真 : 車内写真]
[右写真 : 方向幕の写真(宮城交通の最近の幕に似ている気も...)]
いずれも二岩営業所にて。車外写真RR側が950号である以外は全て945号。
なお、開業日である2004年5月10日の時点で既に車体側面に広告ステッカーが貼付されているため、このような広告のない姿は今となっては大変貴重です。
(3) 在籍する車輛・在籍していた車輛一覧
車号をクリックすると写真と簡単な説明のページへジャンプします
錦 ヶ 丘 |
いすゞ PJ-LV234L1 | 05年式 | 宮城200か11-96 宮城200か11-97 宮城200か11-98 | |
06年式 | 宮城200か12-56 宮城200か13-53 | |||
過去に在籍していた路線車たち | ||||
錦 ヶ 丘 |
三菱 P-MP618M | 88年式 |
宮城200か09-45
宮城200か09-46
宮城200か09-47 宮城200か09-48 宮城200か09-50 宮城200か09-51 |
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三菱 U-MP218M | 93年式 | 宮城200か11-46 | ||
空 港 |
日野 U-RU3FTAB | 91年式? | 仙台200か00-16 | |
三菱 PJ-MS86JM | 07年式 |
仙台230あ07-01
仙台230あ07-02
仙台230あ07-03 仙台230あ07-05 仙台230あ07-06 仙台230あ07-07 仙台230あ07-08 仙台230あ07-10 |
おまけ --- 開業当時の方向幕対照表 ---
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